橋上駅は、駅舎機能をプラットホームの上階部分に集約した鉄道駅、あるいはその駅舎のことを指します。跨線橋と駅舎を一体化したような構造を持ちます。
地上駅の一種に分類されますが、掘割駅や高架駅でも橋上駅舎が建設される場合もあります。
掘割駅の場合、地面と同じ平面に駅舎が造られることが多く、場合によっては地下駅とされることもあります。高架駅でかつ橋上駅である例も存在します。地上駅が建て替えられて橋上駅とされることが多くあります。
地上駅では路線を挟んで両側に駅舎をそれぞれ設置しないと両側から利用することが難しいです。一方、橋上駅は駅の維持費がかさむなどのデメリットを抱えるものの、改札口や乗車券売り場等を1箇所に集約できるため駅機能の簡略化を図ることができます。また、橋上駅化することで駅の空間自体が広くできるため、トイレや店舗などの機能を充実させやすくなります。日本においては2000年代以降、駅ナカ事業を展開する駅も多くなっています。
橋上駅はペデストリアンデッキとの連絡が容易である構造から、商業が集積している場所においては周辺の商業施設との連絡設備として導入されることもあります。
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