サイトマップ
トップ

駅ビル

鉄道駅TOP -- 駅ビル

■駅ビル

駅ビル

大都市圏の私鉄は、第二次世界大戦前より都心のターミナル駅に百貨店を併設させる形で事業を行っていました。これは郊外の沿線住民に鉄道を利用し百貨店で買い物をしてもらうという相乗効果を狙ったもので、ターミナルビルとも呼ばれており、日本における駅ビル事業の原型となります。このタイプの駅ビルには東急渋谷駅、京王・小田急新宿駅、阪急・阪神梅田駅、南海難波駅、大阪阿部野橋駅などがあります。
一方、旧国鉄は、戦後復興の過程で民衆駅と呼ばれる駅を建設。JRグループの駅ビルはこの民衆駅から発展していったものです。このタイプの駅ビルには東京駅・豊橋駅などがあります。
やがて各地の再開発事業や国鉄民営化を経て、ターミナル駅・民衆駅の範疇ではない駅であっても急行や特急といった優等列車が停車する駅や利用者の多い駅に駅ビルが設置されるようになりました。
駅ビルに入居するテナントは駅の利用者層に応じて様々であり、観光客の利用が多い駅では、駅ビル内に地元商品、土産物を取りそろえた店もあります。都心にある特に大規模な駅ビルでは下層階に商業施設、上層階にホテルやオフィスを入居させる例も見られます。
駅ビルの規模は様々であり、JRの札幌・東京・名古屋各駅のように超高層のビルがあれば、地方都市の駅などのように2階建ての「ミニ駅ビル」と呼ばれるものもあります。
ですが一般的には、階数が一定(概ね5階)以上の建物に限られています。
運営企業は、かつては私鉄本体またはその子会社か、国鉄と地元の合弁でありましたが、国鉄民営化後はJR本体やその100%子会社が直接運営に携わるケースも増えています。



TOPページ | 駅の種類 | ターミナル駅 | 貨物駅 | 無人駅 | 廃駅 | 駅ビル | 駅弁 | サイトマップ